STAYTUNE/Suchmos

2017/11/15

―都会と距離を置いたシニカルな表現が痛快。ロック×ブラックミュージック―

 

本日紹介するのは、Suchmosの

 

「STAY TUNE」

 

という曲です。

 

 

Suchmosは昨年(2015年)から、急速に人気を集めているバンドですね。2015年くらいから、いわゆるシティポップがトレンドなんてされているわけですが、その急先鋒と言っても過言ではないと思います。6月に宮下公園前でゲリラライブを行い大盛況だったのも記憶に新しいところです。

 

「STAY TUNE」はEP「LOVE&VICE」に収録されています。

 

「LOVE&VICE」ジャケット

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(オフィシャルHPより引用)

 

京浜工業地帯の夜景がとってもクールなジャケットですね。

「LONE&VICE」の前作「THE BAY」というアルバムが全曲を通して昼から夜にかけてをイメージして作られているのですが、この「STAY TUNE」は、その延長線上、すなわち深い夜の曲として位置づけられています。そういったことと、この曲で都会とは少し距離を置くという姿勢を示していることが合わさって、京浜工業地帯の夜景がチョイスされたのでしょう。

 

それにしても、都会(というか東京)と少し距離を置くっていう考え方は面白いですよね。多くの人が東京に対して持つ感情は、憧れか、嫌悪か、親しみのどれかだと思うんです。

メンバーはみんな神奈川県出身みたいなので、その辺の感覚は彼らならではって感じがします(もしかしたら嫌悪に分類できるのかもしれないけれど、僕が曲から受け取ったのはもう少しマイルドな感情でした。ちょっとムカつくなぁ的な?くらい)。そういう「らしさ」が曲に出ているのは素敵ですね。

 

それでは、MVをご覧ください。

 

画像クリックで動画再生スタート

(YouTubeより引用)

 

イントロや間奏ではなんて歌っているのでしょうか?

気になって調べてみましたがどうやら誰も解明できていないようです。

「Suchmos STAY TUNE イントロ」

って検索候補に出てきたのでみなさん気になっているようですね。

 

あー気になる!!!

 

気になって夜も眠れないよ!!!(毎日ばっちり寝てます)

 

歌詞にも載っていないことから察するに、スキャット的な感じで聴くのが正解なんですかね。特に意味は込められていないんじゃないかなと思います。

 

2016.12.2 21:36 補足

ローマ在住さまからコメントにて鋭いご指摘を頂きましたのでご紹介させて頂きます。

"Tell them down, tell them down on Friday night!"(くたばれって彼らにいってやれ!金曜の晩にくたばれって彼らにいってやれ!)のように聞こえます。

(本記事コメント欄より引用)

こちらのコメントを電車で読んだのですが、感動して思わずうなってしまいました。世の中には、すごいリスナーの方がいるんだなぁと改めて感じました。そして、そんな方が僕の記事をご覧になってくださっていることにも大きな喜びを感じています。

おそらくこの「STAY TUNE」のイントロや間奏の歌詞を的確に指摘しているものはネット上に他にありません。少なくとも僕が調べた限りは。ですので、これは本当にすごい情報ですよ。えぇ。あ、僕の上の考察は恥ずかしいのでぜひとも忘れてください(笑)

ローマ在住さま、貴重なコメントをありがとうございました!

 

2016.12.12 23:23 追記

らぷらす様によると次のような説もあるそうです。

ボーナス前で、VEZELのCMも注目されて、以下のような説も流れているようです。

get ready down, get ready down counter strike

私もわかりませんが。

(本記事コメント欄より引用)

語感はこちらの説の方が近い感じがしますね! 

うーん。どちらの説もおもしろい…これでさらに「STAY TUNE」を聴く楽しみが増えました!

らぷらす様、コメントありがとうございました!!!

 

2017.5.25 PM5:00 追記

QUPPA様に別の有力な説につきご指摘頂きました。

get ready, turn on, catch the wave
に聞こえます。
歌の後半では、set ready に変わってる気も・・・

stay tune というラジオ繋がりのフレーズで、どうでしょう?

新しく出たアルバム『THE KIDS』のDVD
ライブ映像聞いてたら結構近いような気がするフレーズが結構綺麗に聞こえたので思わず投稿してしまいました。

(本記事コメント欄より引用)

これも十分にあり得る見解ですね!DVDにまで考察対象を広げているのも説得的です。

QUPPA様コメントありがとうございます!

 

さらにmoon様が当記事を引用しつつ独自の考察をされております。こちらの見解も面白いので是非ご覧になってみてはいかがでしょうか。英語だと思っていましたが、日本語の可能性も十分にあるんですよね。

moon-fim2001.hatenablog.com

moon様、コメント及び当記事の 引用ありがとうございます!

 

他に気になるのは東京というフレーズがばっちり使われていることですね。それについては、こちらのインタビューでのYONCEくんのお話が参考になります(ちなみに、Mikikiのインタビューはこれに限らず良質な記事ばかりですごく読んでいて楽しいです)。

 

「いきなり〈東京〉っていうワードが出てきたらパンチ力があるよな、という確信めいたものはあったんです。そもそも俺は都会にいたくない派なので、都会的なものを歌うということではなく、金曜日の東京は酔っ払って帰れなくなっちゃう奴ばっかりで、ある意味ゾンビ・タウンだよっていうことを言っていて。渋谷で夜ライヴがあった日の帰りはだいたい終電くらいになるんですけど、その時間に電車に乗ってる人たちは酔っ払ってる奴ばっかりなんですよ、揃いも揃って(笑)。ぶっ倒れてる奴とかもいて、そんなになるまで呑まなきゃいけない状況なのかわからないけど、だからダメなんだよ!と、そういうことを歌詞にしてみた感じです」

(Mikiki 「Suchmos、これまでのバンドのモードを総括しつつ新しい自身のサウンドも提示した会心の新EP『LOVE&VICE』を語る」(2016年1月26日)より引用)

 

さっきは、東京に対して嫌悪の感情まではないかもとか書きましたが、もしかしたらあるかもしれませんね(笑)

 

それにしても、ブラックミュージックの雰囲気を色濃く出しながらも、ロックの要素がしっかり組み込まれているのがこの曲の良いところですね。言い換えれば、毒っ気がありながら、音楽の緻密さやかっこよさも曲が持っている。

それから、SuchmosのカギのひとつはDJだと思っていて、この曲では特にそれが活きているなと感じます。

 

Suchmosのチケット、最近はなかなかとれないようで…もうちょっと大きい会場でやっても良いんじゃないかなとも思いますが。本当にすごい人気ですね!

(ちなみに今年の6月に旅行先で知り合った女の子がSuchmosのファンでした。21~22歳くらいだったかな?その子、普段他の音楽はほとんど聴かないらしいんですよ。そういった層をつかまえ始めているということからも人気がうかがえるなーと感じました。早くその子の出身の県でもライブをやってくれると良いなと思います。いや、今の人気なら余裕でできるでしょう!)

今後の更なる活躍に期待です!

 

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それでは。

 

この記事は、Suchmosの「STAY TUNE」(作詞:YONCE / HSU 作曲:Suchmos)という曲のレビューです。